いろいろあって…本当にいろいろあって、偶然地球に不時着したぺぺラです…
はじめましてワタシ、ペペラと申しますぺぺ…この度色々あって母星を離れ、地球に不時着したんだぺぺ…
えっ?なんで地球なんだって?それは本当に偶然なんだぺぺ…この辺りのエピソードは話すと長くなるので、また別の機会にお話させて頂くぺぺ。
地球に不時着してからはホントに大変だったペペ…
小さいおんなのこに道を聞いたら泣かれて、小さい子どもたちにいじめられ…
ペペラが不時着した場所から歩くと公園があったんだぺぺ…休憩がてらベンチで座ってたら小さい女の子がいたから、泊まれる場所を聞いたんだぺぺ…
そしたらその女の子が泣いて、ぞろぞろ出てきた仲間っぽい小さな子どもたちにフルボッコされたんだぺぺ…
子供は容赦無いから本当に怖いんだぺぺ…ちょっと質問しただけなのに…
それだけじゃないぺぺ…
突然怖い人達に事務所に連れて行かれて…
「オメェどこから来たんだ?」「お前ぇ何人だ?」「ほんと白いな。お前ぇ」とかドスの利いた声で蔑まされたり色々聞かれたんだペペ…
ペペラの母星にもあんな怖い人達はそうそういないぺぺ…
でも、不時着して小さい子どもたちにいじめられた話をしたら、「お前も色々苦労してるんだな…元気でやれや。地球も悪くねぇぞ」と勇気づけてくれたペペ。
ボロボロになって行き着いた先で…
やっと人の優しさに触れることができたぺぺ
いろいろ彷徨って地球人に変な目で見られ続けて疲れ果てたぺぺ…逃げるように行き着いた、とある土手にたどり着くと一人のヒゲがもじゃもじゃのおじさんがいたんだぺぺ…
不時着してから人間の嫌なところばかり見てきたペペラを、そのヒゲもじゃおじさんは怖がることなく優しく手招きして、食べかけのポテトチップスを分けてくれたんだぺぺ。
久しぶりに優しさに触れて思わず涙が溢れ出てしまったんだぺぺ…
「おめー泊まる所無いならここ泊まってけ!」と気前よく宿まで用意してくれたんだぺぺ!
地球でのはじめての夜
冷たいコンクリートの上で横になったぺぺ
ヒゲもじゃおじさんは泊まってけと言ってくれたけど、実際には野宿コンクリートに直で雑魚寝だったペペ…お布団すらなかったペペ…
ただ、ヒゲもじゃおじさんの家はブルーテントで、街を歩いて見てきたような立派な家とは違ったぺぺ。文句は言えないペペ…
コンクリートのひんやりした冷たさが、疲れた体に広がって気持ちよかったペペ…
ふと空を見上げてみると…
夜空が本当にキレイだったぺぺ…
満月の脇で、ふと故郷の母星がキラリと強く光った気がしたぺぺ…
気がついたら涙が頬をつたっていたペペ。知らない星に来てこれから…これからどうなるのか不安で仕方がなかったぺぺ…
この日に覚えているのはこの光景が最後だペペ…気がついたら深い眠りに落ちていたぺぺ…
…
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朝起きてテントを覗いてみると…
ヒゲもじゃおじさんはいなくなってたペペ
起きてみると多分昼くらいになってしまってたぺぺ…お礼を言おうと勇気を出してブルーテントを空けてみたらもぬけの殻だったぺぺ…
よーく見てみると一枚の紙切れがあったので拾ってみると何か書いてある手紙だったぺぺ…
手紙を見てみると…
いろいろあるけど、元気でやれや
地球も悪くないぞ。最初は寂しいかもしれないけど。
もしいじわるされても、人間を恨んではいけないよ。
良い人もいれば悪い人もいるんだから
ここは自由に使っていい
元気でな
・・・・・
・・・・・
ペペラ感激…
母星で手紙を送ったことはいっぱいあるけど、貰ったのはこれが始めてだペペ…まさかはじめての手紙を人間から貰えるなんて…
ただ、ヒゲもじゃおじさんがいなくなった理由はわかないぺぺ…
神様が辛いペペラにつかわしてくれた天使だったのかしれないぺぺ
そんなこんなで…
壊れた宇宙船の部品を揃えるため、しばらく地球のお世話になることにしたぺぺ
とりあえず地球で住む場所はできたので、宇宙船の状態を確認しに着陸地点にこっそり戻ってみたんだペペ…
そうしたら案の定、宇宙船はボロボロに壊れてたんだペペ…とりあえず、修理しないと故郷にも帰れないので部品を地球で集めることに決めたペペ…
正直どうしたら良いのかもわからなかったぺぺ…
このHPは、地球不時着の時壊れた「ペペラ日記」の代わりだぺぺ…
地球での出来事や、感じたことをつづっていくぺぺ…
地球の大気圏突破に耐え切れず、ペペラが毎日つけていた宇宙船のメモリー機能「ペペラ日記」が壊れてしまったんだぺぺ…地球人のために、簡単に言うと手描きの日記だペペ。
ペペラは昔から気が向いた時に日記を付ける習慣があるんだぺぺ。
地球の最新技術の「いんたーねっと」と「ほーむぺーじ」という技術を使って地球滞在日記を付けていくことにしたんだぺぺ。
地球の人間の暮らしの不思議や、ペペラの地球での生活を更新していこうと思ってるぺぺ。よろしくペペ